最初につまずくところは、だいたい決まっています。先に知っておけば、どれも避けられます。
- つまずき1:買った本がどこにあるか分からない
- つまずき2:読み放題に入れば全部読めると思っていた
- つまずき3:支払い方法で迷う
- つまずき4:履歴が残ることを知らなかった
- つまずき5:最初の1冊で外す
- よくある質問
つまずき1:買った本がどこにあるか分からない
紙と違って、買っても手元に物が増えません。どこに行ったのか分からなくなるのが最初のつまずきです。
買った本は、アカウントに紐付いて保管されています。端末の中ではありません。「購入済み」「本棚」「ライブラリ」といった名前の画面に一覧があります。
1冊目を買ったら、すぐに購入済みの一覧を開いてみてください。どこにあるかを一度確認しておけば、次から迷いません。
あわせて、登録したメールアドレスとパスワードを記録しておいてください。端末を変えたときに、これがないと本にたどり着けなくなります。
つまずき2:読み放題に入れば全部読めると思っていた
もっとも落胆が大きいつまずきです。
読み放題は、対象として指定された作品だけが読める仕組みです。そのサイトで扱っている本が全部読めるわけではありません。同人誌や一般向けの書籍は対象外ですし、商業コミックでも対象になっていない作品があります。
また、読み放題で読んだ本は手元に残りません。契約が終われば読めなくなります。購入とは別のものです。
読みたい作品が具体的にある場合は、それが対象になっているかを先に確認してください。確認せずに入って対象外だった、というのがいちばん避けたい形です。
つまずき3:支払い方法で迷う
利用できる支払い方法は、サイトによって、また時期によって変わります。クレジットカード以外の方法が用意されていることも多いので、購入画面で確認してください。
気にする人が多いのは、明細にどう表示されるかという点です。これはサイトによって扱いが違います。気になる場合は、そのサイトのヘルプに記載があることが多いので、先に確認しておくと安心です。
つまずき4:履歴が残ることを知らなかった
電子書籍サービスでは、購入履歴と閲覧履歴がアカウントに残ります。これは仕組み上、避けられません。
問題になるのは、共用の端末で使う場合です。ブラウザにログイン状態が残っていると、他の人がそのまま開けてしまいます。
・使い終わったらログアウトする
・ブラウザにパスワードを保存しない
・可能であれば、共用端末では使わない
・アプリを入れる場合、アイコンが画面に出ることも考慮する
つまずき5:最初の1冊で外す
好みが定まっていない段階で長編を買うと、合わなかったときに丸ごと外したことになります。
最初の1冊は短編集を勧めます。理由は三つあります。
- 収録作のうち1編でも合えば、その分の価値がある
- 作家の引き出しが1冊で分かる
- 収録作の良し悪しの差から、自分が何を求めているかが見えてくる
三つ目がいちばん重要です。「これは良かった」「これはそうでもなかった」という差がどこから来ているのかを考えると、次に何で探せばいいかが分かります。
よくある質問
Q. 読み放題に入れば、そのサイトの漫画は全部読めますか?
いいえ。対象として指定された作品だけです。同人誌や一般向けの書籍は対象外で、商業コミックでも対象になっていない作品があります。対象かどうかは作品ページの表示が基準になります。
Q. 途中で読み放題をやめたら、それまで読んだ本はどうなりますか?
読めなくなります。読み放題で読んでいた作品は、契約が終わると閲覧できません。手元に残したい作品は、読み放題とは別に購入する必要があります。
Q. 買った本は、スマホとパソコンの両方で読めますか?
多くの場合、同じアカウントでログインすれば両方で読めます。ただし、同時に使える端末数に上限がある場合や、読んだ位置が同期されない場合があります。詳しくは各サービスの案内をご確認ください。
Q. 端末を買い替えたら、買った本は消えますか?
消えません。買った本はアカウントに紐付いているので、新しい端末で同じアカウントにログインすれば読めます。ただし、ログインできることが前提です。メールアドレスとパスワードは記録しておいてください。
Q. 最初はどれくらいの金額を見ておけばいいですか?
単行本1冊ぶんです。まず1冊買ってみて、読む頻度が分かってから、月額の読み放題を検討するかどうかを決めるのが安全な順番です。先に月額に入ると、実際にどれくらい読むかが分からないまま契約することになります。
Q. 紙と電子はどちらがいいですか?
置き場所に制約があるなら電子です。成年コミックの場合、置き場所はスペースの問題だけでなく、人に見られない場所を確保できるかという問題でもあります。この制約がなく、手元に残ることを重視するなら紙という選択もあります。
最初の1か月をどう過ごすか
つまずきを避けたうえで、最初の1か月の進め方を書いておきます。
1週目:短編集を1冊買う。まず1冊、購入という行為を体験します。買った本がどこにあるか、どう読むかを確認します。
2週目:良かった編を振り返る。収録作のうち、どれが良かったかを考えます。その編の関係性・舞台・雰囲気を、当サイトのジャンル解説と照らして言葉にします。
3週目:その軸で2冊目を探す。言葉にした軸で絞り込んで、もう1冊選びます。当たれば軸が合っている、外れれば軸が違うということが分かります。
4週目:読む頻度を数える。1か月で何冊読んだかを確認します。この数字が、読み放題に入るかどうかの判断材料になります。
この順番だと、月額のサービスに入るかどうかの判断を、実際の読書量に基づいて行えます。先に月額に入ると、自分がどれくらい読むか分からないまま契約することになり、判断の材料がありません。
やらなくてよいこと
最後に、最初のうちはやらなくてよいことも書いておきます。
- まとめ買い。好みが定まる前に大量に買うと、外したときの損失が大きくなります。
- 長いシリーズに手を出す。総額が読めないうえ、途中でやめにくくなります。
- 他人の評価を基準にする。評価の高い作品が自分に合うとは限りません。特に、この分野は好みの幅が大きいです。
- 値引きを待つ。読みたいものを読まないまま時間が過ぎます。最初のうちは、読む習慣を作るほうが優先です。
いずれも、慣れてから考えれば十分なことです。最初は、1冊読んで、良かったかどうかを確かめる。それを何度か繰り返すところから始めてください。
この記事のまとめ
最初につまずくのは、買った本の所在、読み放題との違い、支払い方法、履歴の扱い、最初の一冊の選び方の五つです。いずれも先に知っておけば避けられます。最初の一か月は、短編集を一冊買って、良かった編を振り返り、その軸で二冊目を探し、読んだ冊数を数える。この順番だと、読み放題に入るかどうかを実際の読書量に基づいて判断できます。
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