続き物は、買った後で困りやすい形式です。話が分からない、続きが読めない、思ったより費用がかかる。いずれも買う前に確認すれば避けられます。
- 続き物で起きる4つの困りごと
- 途中から読めるかを見分ける
- 完結しているかを確かめる
- 読み放題の対象範囲を確認する
- 総額を見積もる
続き物で起きる4つの困りごと
| 困りごと | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 話が分からない | 途中の巻から買った | 1巻から読むべきかを事前に確認する |
| 続きが読めない | 連載中で、まだ出ていない | 完結の有無を確認する |
| 途中から対象外になった | 読み放題の対象が巻によって違う | 全巻が対象かを確認する |
| 費用が想定を超えた | 巻数を把握せずに買い始めた | 既刊数 × 単価で総額を出す |
途中から読めるかを見分ける
「シリーズ」と表示されていても、続き物とは限りません。同じ人物が出てくるだけで、巻ごとに話が完結している場合もあります。
1. 各巻の作品説明を読む。2巻の説明が1巻の内容を前提にしていれば続き物です。それぞれ独立した説明になっていれば、単独で読める可能性が高いです。
2. 話数の通し番号を見る。「第◯話」が巻をまたいで続いていれば、1つの長い話です。巻ごとに1話目から始まるなら、区切られています。
3. 2巻の試し読みを見る。前巻の説明なしにいきなり本編が始まっていれば続き物、状況の説明から入っていれば単独でも読めます。
4. タイトルの形を見る。「◯◯ 2」は続き物、「◯◯ 〜副題〜」は区切られている、という傾向があります。ただし例外は多いです。
迷ったら1巻から
判断がつかない場合は、1巻から買うのが確実です。単独で読める作品を1巻から読んでも損はしませんが、続き物を途中から読むと、その1冊が無駄になります。
完結しているかを確かめる
完結していない作品を読み始めると、最新巻まで読んだところで止まります。その先がいつ出るかは分かりません。
1. 完結の表示があるか。ある場合はそれが答えです。
2. 最新巻の発売日を見る。直近なら刊行が続いています。数年前で止まっている場合は、続きが出ていない可能性があります。
3. 最終巻に「完」「最終巻」といった記載があるか。作品説明に書かれていることがあります。
掲載誌の状況や作家の事情で、続きが出なくなる作品はあります。これは珍しいことではありません。連載中の作品を読み始めるということは、この可能性を受け入れるということです。
最後まで読めることを担保したいなら、完結済みの作品を選ぶのが唯一の方法です。
読み放題の対象範囲を確認する
シリーズの一部だけが読み放題の対象になっている、という状態は起こります。1巻から3巻までは読めたのに、4巻から読めない、という形です。
1. 読み放題の対象作品だけを表示する画面で、そのシリーズを検索する。
2. 表示された巻数を数える。
3. 全巻の数と一致しているかを確認する。
4. 一致していなければ、どこから対象外になるかを把握しておく。
対象外の巻がある場合、そこから先は単品で買うことになります。何巻ぶんを買うことになるのかを、読み始める前に把握しておいてください。
対象は入れ替わる
いま対象でも、後から外れることがあります。読んでいる途中で外れると、続きが読めなくなります。長いシリーズを読み放題で読む場合、この可能性は常にあります。
総額を見積もる
単品で買い進める場合、総額は事前に計算できます。
現時点の総額 = 既刊数 × 1冊あたりの金額
連載中の場合、ここからさらに増えます。何巻まで続くかは分からないので、増える分は見積もれません。
まとめ買いの割引がある場合
全巻をまとめて買うと割引になることがあります。ただし、最後まで読むと決めてから使うべきです。1巻を読んで合わなかった場合、まとめ買いした残りは無駄になります。
順番としては、1巻を単品で買って読む、良ければ残りをまとめ買いする、が安全です。
買う前のチェックリスト
| # | 確認すること | 確認しないとどうなるか |
|---|---|---|
| 1 | 途中から読めるか | 話が分からないまま1冊ぶん無駄になる |
| 2 | 完結しているか | 途中で止まったまま待つことになる |
| 3 | 既刊が何巻あるか | 総額が把握できない |
| 4 | 読み放題の対象は全巻か | 途中から読めなくなる |
| 5 | 最新巻の発売日 | 刊行が止まっている作品を読み始めてしまう |
| 6 | 1巻が入り口として機能しているか | 1巻だけで判断して、合う作品を逃す |
6番について補足
シリーズの1巻は、設定の説明に紙面を使うため、後の巻より密度が低くなることがあります。1巻を読んで判断がつかない場合、2巻まで読んでから決めるという選び方もあります。
読み放題の対象になっているシリーズなら、この試行に追加の費用はかかりません。ここでも、読み放題は判断の材料を安く手に入れる手段として機能します。
読み始める前に決めておくとよいこと
確認事項とは別に、自分の側で決めておくと楽になることがあります。
どこまで買うかの上限
長いシリーズは、途中でやめにくくなります。ここまで読んだのだから最後まで、という気持ちが働くためです。
読み始める前に「面白くなければ3巻でやめる」といった上限を決めておくと、判断が楽になります。決めていないと、惰性で買い続けることになります。
完結を待つかどうか
連載中の作品を読む場合、選択肢は二つあります。いま読み始めて続きを待つか、完結してからまとめて読むか。
| いま読む | 完結を待つ | |
|---|---|---|
| 利点 | すぐ読める。刊行に合わせて長く楽しめる。 | 途切れずに読める。完結しない場合の空振りがない。 |
| 欠点 | 待つ期間がある。続きが出ない可能性がある。 | いつ完結するか分からない。忘れる。 |
どちらが正しいということはありませんが、決めずに読み始めると、待つことになったときに落胆が大きくなります。
途中まで読んで合わなかった場合
シリーズを途中でやめることに抵抗を感じる人がいますが、やめて構いません。買った分は無駄になりますが、合わないものを買い続けるほうが損失は大きくなります。
また、1巻で判断がつかない場合に2巻まで読むという方法は前述のとおりですが、それでも判断がつかない場合は、そこでやめるのが妥当です。3巻まで読んで判断がつかない作品が、4巻で変わることはあまりありません。
この記事のまとめ
続き物で起きる困りごとは、話が分からない・続きが読めない・途中から対象外になる・費用が想定を超える、の四つです。いずれも買う前の確認で避けられます。あわせて、どこまで買うかの上限と、完結を待つかどうかを自分の側で決めておくと、判断が楽になります。途中でやめることに抵抗を感じる必要はありません。
確認の手間をどこまでかけるか
ここまで六つの確認事項を挙げましたが、毎回すべてを見る必要はありません。単巻を1冊試すだけなら、確認はほとんど要りません。手間をかける価値があるのは、複数巻を買うと決めたときです。冊数が増えるほど、確認しなかったことの影響が大きくなります。買う冊数に応じて、確認の深さを変えてください。
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